キッチンに立った際に、レンジフードから異音がしても放置していませんか?
異音を放置し過ぎると、故障の原因につながる可能性があります。
レンジフードの異音の原因はいろいろありますが、セルフメンテナンスで解消できるものもあれば、専門業者へ連絡が必要なものも。
まずはどんな音がしているかをチェック!
音の種類ごとに考えられる原因と、それぞれの対処法をご紹介します。
レンジフードの音別の原因と対策
①ゴー、ボー、ブォーなど、重たい低音
「ゴー」という重たい低音は、レンジフードの異音の中でもよく見られる現象です。
換気扇のファン(羽)部分にたまった油汚れが原因として考えられます。
ファンに油汚れがたまってホコリなどが蓄積し、ファンの回転バランスが崩れて異音が発生します。
ていねいに掃除し、油汚れやホコリを取り除くことで解消されます。
掃除をするときには、油汚れに強いアルカリ性洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダなどの使用がおすすめ。
洗剤を溶いたぬるま湯に部品を浸け置きしてから洗うのも効果的です。
②キュキュ、キュイッ、チチッなど、乾いた摩擦音
このような音が出る場合は、ファンの回転軸のオイルが不足している可能性があります。
回転軸の潤滑油は、換気扇を使用していると少しずつ減ってしまうものです。
乾いた摩擦音が気になってきたら、潤滑油を差すようにしましょう。
レンジフードにも使用可能な潤滑油は、ホームセンターなどで購入できます。
最近はスプレータイプの潤滑油が主流で、使いやすいのでおすすめです。
潤滑油をつけ過ぎると、換気扇を回したときに油が飛び散ってしまうので注意しましょう。
③キィーン、キーン、キィーなど、耳障りな高い金属音
レンジフードや部品の経年劣化、または故障が原因の可能性が高いです。
経年劣化や故障が原因の場合は、セルフメンテナンスや清掃で対処するのは難しいです。
修理や部品交換、レンジフードの交換が必要な場合がありますので、早めに専門業者へ連絡をして点検をしてもらいましょう。
④ジー、ジジー、ジジジなど、一定の大きさで響く低音
レンジフードについたサビにあることが多いです。
キッチンは湿気が多い場所なので、環境によってはレンジフードやモーター、内部部品がサビついてしまうこともあります。
レンジフードや部品のサビは、セルフメンテナンスで除去できないので、専門業者へ依頼しましょう。
サビた部品の交換が必要かどうか、また清掃方法など対策についても相談しておくと安心ですよ。
メンテナンスを定期的にして寿命を伸ばしましましょう
レンジフードの異音は、不具合や懸念劣化、故障のサイン!
どんな音が鳴っているかをチェックして、必要な対処をしましょう。
油汚れやホコリの蓄積、潤滑油不足の異音なら、自分で対応も可能です。
放置をしていると重大な故障につながってしまうこともあるので、注意しましょう。
レンジフードの劣化や故障が疑われる場合は、早めに専門業者へ連絡を。
レンジフードの寿命は10年ほどといわれていますが、使い方や環境によってそれよりも早く寿命が来てしまうこともあります。
寿命がきたレンジフードは、修理や部品交換をしても、同様の不具合を繰り返してしまうことも。
レンジフードの交換も視野に入れて、点検を依頼してみましょう。
また、定期的な清掃・メンテナンスも大切!
レンジフードのうるさい異音を解消するだけでなく、良い状態を維持することで、寿命を延ばすことにもつながります。